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認知症医療デイケア「らくせい」
認知症医療デイケア「らくせい」
ともに歩む認知症医療へ
平成24年5月に若い人中心の精神科デイケアを終了とし、認知症医療デイケア「らくせい」を、こころのクリニック山形の3階に開設いたしました。
精神科クリニックで運営するデイケアとしては東北で2番目であり、定員20名と小規模で,物忘れを認めあい認知症患者さんを孤独にせずに、主役体験を再びしてもらうことをめざし運営しています。
当法人では、平成15年より介護保険事業も手がけており、軽度の方から重度の方までの通常のデイサービス、認知症として特別の対応を必要とする方には、認知症対応型デイサービスを提供しています。こちらの運営の経験がこのたびの「らくせい」にも生かされてます。 今まで認知症は、「認知症イコール徘徊」「認知症イコール恍惚の人」のイメージで、なにもわからなくなり、恥ずかしい、隠さなければならない病気と考えられてきました。 当法人では、認知症医療を、「隠す医療から、ともに歩む医療」への転換を重視し実践しています。
認知症医療デイケアとは
医療デイケアとは、医療保険で運営され、認知症の患者に対して、薬物療法と非薬物療法を効果的に実施する事で中核症状の進行抑制と認知症の心理・行動症状(BPSD)の緩和を図ります。BPSDには、不安感や焦燥感の増大、物取られ妄想、介護拒否、易怒性、意欲低下、徘徊等があり、ご本人、ご家族とも日常生活が大変になります。認知症を患われた方が安心して安全に過ごせる場所を提供するとともに、一人一人に合ったプログラムを提供することで、心身の健康を維持し、在宅での生活を継続できるように支援するデイケアです。
精神科医、看護師、作業療法士が常勤し、当院では臨床心理士、介護福祉士も専門性を活かして医療、介護の両面からみなさまに関わります。
医療保険が適用になり、後期高齢者医療制度や高額療養制度、一部は自立支援医療の対象にもなり、医療費の負担軽減にもなります。また、介護保険のサービスとも併用が可能でありご家族の介護負担の軽減にも繋がります。
基本情報
認知症医療デイケアについて
サービスの名称 | こころのクリニック山形 認知症デイケア「らくせい」 (重度認知症患者デイケア) |
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適用保険 | 医療保険 |
利用条件 | 精神科医医師の診察(当クリニックの診察) (介護申請は必ずしも必要ありません) |
利用料金 | ご利用料金の目安は、医療保険1割負担の方で1日1,160円ほどになります。 高額医療制度が利用でき、自立支援医療制度も利用できる場合があります。 ※食事代・おやつ代(630円/日)が別途かかります。 |
利用の目的 | 認知症の進行抑制・BPSDの安定 心身機能の維持・向上 ご本人らしさの維持 ご家族・介護者の身体的・精神的負担の軽減 |
利用できる曜日 | 月・火・木・金・日曜日/第1・第3・第5水曜日 |
送迎 | 送迎あり。料金は基本料金に含まれます。 |
利用までの流れ
- 当クリニックの受診
- 認知症の診断
医師の指示 - デイケアの利用開始
アクセスマップ
- 診療所名
- こころのクリニック山形 医療デイケア「らくせい」
- 診療受付日時
- 初診・再診とも予約制ですので事前にご連絡ください。
9:00~18:00 - 休診
- 祝日、土曜日、第2・4水曜日
- 診療予約
- 必要 023-681-6226(こころのクリニック山形)
- 入院設備
- 無し
- 所在地
- 山形県山形市江俣4-18-26 3F
- 電話
- 023-681-5665(デイケア「らくせい」)
※初診の予約のみ、こころのクリニック山形にお願いします。
当施設の特徴
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「認知症」ではなく認知症を患った「その人」を・・・
現在、全国にある認知症医療デイケアの大部分は精神科病院に併設する50人定員の大規模なものですが、当施設はクリニックに併設する定員20名のデイケアで小規模ながら7~8名のスタッフが在籍しております。認知症という病気をみるのではなく認知症を患った「その人」ひとりひとりに寄り添ったケアを提供させて頂きます。利用者様を孤独にさせずに、物忘れを認めあい、再び主役体験をしてもらう時間・空間づくりを目指しています。
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専門職の連携と治療的介入・・・
認知症サポート医である精神科医をはじめ、専門的な知識を持つ看護師、作業療法士、介護福祉士の他に、当施設は公認心理士が専従しており、薬物療法と非薬物療法の両面から治療的介入やリハビリテーションが可能となります。また、薬の処方もデイケアで行えるため改めて受診する必要がないほか、急変時や症状の変化がある時も、迅速で適切な医療行為を受けることが出来ます。
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認知症の行動・心理症状(BPSD)の軽減・・・
認知症になると、記憶力が低下する以外にも「徘徊(ご本人には目的がある)」や「物盗られ妄想」、「不安感・焦燥感の増大」等、様々な症状 が見られるようになります。これらの症状は、認知症のBPSDに分類されます。一般的に、BPSDは介護者の負担が大きいとされています。 認知症である事を隠す必要なく活動ができ、ご本人の満足や介護負担の軽減が図れます。
1日の流れ
様々な活動を媒介に、
ご本人の笑顔をサポートします。
プログラム風景
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非薬物療法
・作業療法・回想法・見当識訓練・音楽療法
・趣味活動や役割、興味・関心の高い活動
・創作活動 ・調理レク ・運動療法
・園芸・手芸など生活に特化した作業活動 -
リハビリテーション
・集団での体操や個別でのリハビリテーション
・歩行訓練 ・関節可動域訓練 ・生活リハビリ
・集団体操 ・有酸素運動・高次脳機能訓練など -
お楽しみプログラム
利用者様の興味関心のある活動を提供いたします。イベントでは外食をしたり、桜を見に行ったりと普段とは違った一日を楽しんで頂きます。