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あかねヶ丘ケアセンター
認知症対応型デイサービスの特色
認知症対応型デイサービス
自立した日常生活を送るための支援や機能訓練を行い、社会的孤立感の解消、心身機能の回復、BPSDの緩和、ご家族の介護負担の軽減が期待できます。
あかねケ丘ケアセンター認知症対応型デイサービスは、認知症(若年性認知症を含む)の方を対象にした専門的なケアを提供するサービスです。利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、食事や入浴などの日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを提供します。自宅にこもりきりの利用者の社会的孤立感の解消や心身機能の維持回復、BPSD緩和により、ご家族の介護負担軽減などを目的として実施しています。
理念と視点
病気の有無にかかわらず、人は誰でもひとりひとりにその人の「思い」と「物語」をもっています。認知症の方も同じですが、私たちには想像もつかないような苦しみと不安を同時に抱えています。私たちは、認知症のために見失われがちな、人としての「尊厳」「個性」「可能性」「願いや希望」を見出し、本人が本人らしい生(生命、生活、人生)を全うできるよう支援していきたいと考えております。
通所介護とのちがい
- 認知症ケアを行う専門スタッフの配置。
- 個別対応を前提とした手厚い人員配置。
- ユニット最大定員12名の小規模単位。
- 環境的不安緩和に配慮したデイルーム。
- 認知・記憶機能の維持を目的とした機能訓練の実施。
- BPSDの誘発要因である、不安や心身ストレスの軽減を目的とした、ゆったりと、楽しく、余裕ある活動内容。
- その時々の状態や多様な変化に対応する臨機応変なプログラムと個別対応可能な体制。
プログラム内容
運動プログラム
運動レクリエーションによる身体機能及び認知機能訓練
リハビリ体操、ラジオ体操、公式輪投げ、ボウリング、ベンチサッカー、カラフル玉入れ、フリスビーゲーム、靴ベラでシュート、スリッパ飛ばし等を行っております。
発声プログラム
歌謡曲、唱歌、カラオケを通して自己表現することで自発的に記憶を呼び出すことで記憶機能の維持、また口腔機能の維持にも繋がります。
3B体操
「ボール」「ベル」「ベルター」の3つの道具を使用し、歌いながらの楽しい体操、転倒防止、失禁防止、身体バランスの維持に繋がります。
創作プログラム
季節に合わせたホール内の装飾品作り、調理を行うことで見当識の維持、また作る工程を考えることで認知機能の維持にも繋がります。
知的プログラム
かるた(犬棒、年号、方言)、オセロ、あやとり、将棋、漢字の読み、ことわざ、トランプ、パズル、計算問題、クイズ等を行っております。
残存機能活用・生活動作訓練
残存する機能を活かしてもらうため日々「できること」「できないこと」を見極めながら、職員が援助しております。日常生活機能訓練としてタオルたたみ、新聞折り、テーブル拭き、コップ拭き、雑巾縫い、洗濯物たたみ、おしぼり配り等を行っております。
ドライブ(五感を刺激)・回想法・季節に合わせたイベント
口腔ケアサービス
様々な病気の予防は、毎日の口腔ケアから!
「様々な病気の予防は、毎日の口腔ケアから!」が新常識の昨今、歯科衛生士および看護士の指導による歯磨き・義歯洗浄でお口の健康管理をしております。お食事前の口腔体操で、一緒に健康開始!専門的な口腔管理指導も承りますので、お問い合わせ下さい。
自慢の手作りの昼食
管理栄養士の献立によるまごころ込めた、おいしい手作り昼食とおやつです。旬の食材や行事などを取り入れたお食事で、季節を味と彩りからご賞味下さい。栄養バランスの良さも自慢!お体の状態に合わせた管理食をはじめ、ご嗜好・その日の体調に応じたメニューなどを、笑顔の厨房職員がご用意致します。
若年性認知症について
若年性認知症の方のデイサービスでの過ごし方。
これまでのご本人の生活リズムや価値観を尊重したうえで、自主性を引き出すような声かけや動作の誘導、またその方に合ったプログラムを立案し、職員全員が意識統一した上で生活改善へ向け援助しています。
喪失感を与えず、達成感を得る事が出来る様「出来ること」「出来ないこと」をしっかり判断した上で、職員の補助的作業を一緒に行ってもらうことなどにより「この場所に必要な存在」「人から頼りにされている存在」を感じ、生きがいを持てるように援助しています。
また、若年性認知症は進行が早いといわれていることから、日々の観察に留意し、症状に変化があった際は各関係機関やご家族と情報交換を行うなどして、迅速に対応しています。多くの対応実績がありますので安心してご相談下さい。
認知症 症状対応事例
ご利用いただいているご家族からのメッセージ
- 事例1いろんなデイサービスに通ったがなれることができず、家族として家で見たいと思っていても限界でした。ですが、このデイサービスに通ってから、場所にもなれ、笑わなかった母が笑うようになりました。また、少しですが言葉も出るようになり、また家で見ていけるという自信がつきました。
- 事例2いつでも相談できることが、安心です。
- 事例3家ではできなかった洗濯たたみが、デイサービスに通ったことで行えるようになりました。
- 事例4自宅で続いていた徘徊がなくなりました。
- 事例5以前は他デイサービスを利用しておりましたがお風呂に入りたくないと拒否が強く、1年ほど入浴できていない状況で困っておりました。ケアマネージャーよりあかねヶ丘ケアセンター認知症対応型通所介護を紹介され、利用初日からお風呂に入ることができ、驚きと認知症専門のデイサービスに変更して良かったと感じました。現在はデイサービスを利用する度にお風呂に入っており、本人もデイサービスでのお風呂を楽しみにされております。
- 事例6以前は何事にも意欲が湧かず妻に対して暴言・暴力がある状態でした。あかねヶ丘ケアセンター認知症対応型通所介護を利用し得意である詩吟や歌をみんなの前で披露することで喜びから意欲が増し、現在はデイサービスに行くことが楽しみとなっており、表情も穏やかになり暴言・暴力等の行為がなくなりました。
- 事例7以前は、自宅で不眠傾向にあり、家族は夜も目が離せず正直限界でしたが、デイサービスを利用した日は友達との交流や活動など通して刺激のある生活が送れていることから、夜ぐっすりと寝てくれるようになり助かっています。
BPSD対応
認知症の方々を現実の世界に対応させるのではなく、私たちが認知症の方々の持っている世界を理解し、その世界に合わせた対応を行うことが大切です。「どのようなケアを提供すべきか」ではなく、「相手がどのようなケアを望んでいるか」という視点を大切にしております。本人の気持ちを尊重し無理強いせず、症状が出ている根本的な原因を利用者の視点で考え対応することでBPSDを軽減させることができます。
デイサービスの有効な利用のしかた
認知症要介護者のケアマネージメントにおけるデイサービスの利用は、数年前まで、週1、2回から始めるのが慣習的でした。しかしながら、現在では利用開始時からなるべく多くの回数(週3、4回以上)を計画することが主流となっています。近時記憶の低下により、デイサービスを利用したことを忘れてしまい、利用間隔が開くと習慣化することが難しいことや、拒否的になったりするからです。特に、認知症専門ケアを行う認知症対応型通所介護は集中的に利用することにより、BPSDが安定するといわれています。つまり、利用間隔をあけずに月、火、水のように連続して利用日を多くするほうが、より効果的であるということです。BPSDが安定してきたら、回数を減らすことを考えればよいのです。当事業所では、集中的専門ケアによる一層の効果を期待し、24時間体制のケアを実現するためのナイトケア(保険外)を行っています。