身体表現性障害
2014年06月09日
さまざまな身体症状 (痛み、しびれなど)があり日常生活に支障をきたすものの、それを説明するような身体疾患、薬物の影響、他の精神疾患が認められない障害です。下記に主な身体表現性障害の分類を示します。
身体化障害
さまざまな身体症状が長期にわたって続くが、検査や診察をしても身体的な病気として十分に説明することができないもの。
心気障害
たとえばガンなど、1つ以上の重大で進行性の身体疾患になっているという考えに頑固にとらわれているもの。
身体表現性自律神経機能不全
自律神経の支配下にある心血管系、呼吸器系、消化器系などの系統や器官の症状が出現するが、検査等ではそれらの系統や器官そのものの障害は認められないもの。例として「心臓神経症」「心因性過呼吸」「神経性下痢Jなどがあります。
持続性身体表現性疼痛障害
頑固で強く苦しい痛みが持続しているが、痛みを説明できる十分な身体的異常がないもの。